【大阪杯】一心不乱にカイバ食べるフーリッシュ、この落ち着きなら…
2020年04月03日 05:30
競馬
「構えて追って伸びるタイプじゃないし、苦手な馬場で走り切らなかっただけだと思う。ノビノビ走れたし、ストレスもかけていない。心臓も悪くないですし、去年の大阪杯(13着)と比べればいいですね」
当日のテンションを考えれば、無観客競馬も悪くない。阪神の芝2000メートルはスタンド前発走。同じくファンの前で発走する昨年の中山金杯(2着)は15番枠スタートに「あの時は少し物見をした感じがありました」と振り返った。スロー濃厚の組み合わせ。すんなり先行できれば、しぶとさが生きる。
厩舎もモズアスコットでフェブラリーSを制し、先週もサトノインプレッサが毎日杯を勝った。“追い風”が吹く。「ここ2走はG1馬に交じっていい競馬をしているし、そろそろG1でも結果を残したい」。話を終えても、こちら見ることもなくカイバを食べていた。小林はそんな姿が頼もしく“一発があるかも”とノートに書き込んだ。