【日本ダービー】ヴェルトライゼンデ皐月の雪辱へ急成長
2020年05月27日 05:30
競馬
最大の敗因は道悪。とはいえ、2戦2敗のコントレイルを倒すには、何かプラスアルファが欲しい。すると冷静な橋口助手にしては珍しく「この中間、短期間で凄く成長した感じなんです」と語気を強くした。
「体重は変わらないけど肉付きが良くなりました。追い切りに乗った池添さんは“手前を換えてからの感じが違う”と言ってましたし、メチャクチャ好感触だったみたいです。菊花賞ぐらいには…と考えていたけど、思った以上に充実してきましたね」
池江厩舎はアルジャンナとの2頭出しで、10年連続のダービー出走。フルゲートが18頭となった92年以降では、自らの記録を更新して大台到達となった。橋口助手自身も15年2着のサトノラーゼン、19年5着のクラージュゲリエに続いて3回目の参戦。「ラーゼンの時は新人だったので、自分自身がイレ込んでいました。今も緊張はするけど、いつも通りの仕事をすることを心掛けています」と柔和な笑み。善戦を演じた先輩2頭と同じ、願わくばそれ以上の結果も。軽視すると痛い目に遭いそうだ。