【日本ダービー】(12)サリオス、雪辱へ軽々馬なりで併入 レーン「ハッピー!非常に仕上がりが良い」
2020年05月29日 05:30
競馬
セントレオナード(4歳2勝クラス)を3~4馬身前に見ながらリズム良く追走する。鞍上が促さなくても直線で差が一気に詰まった。馬なりのまま加速し続ける。内から併入フィニッシュだ。レーンは「ダービーに向けての調教に3回乗ったが、もうそんなにハードな内容はいらない。気分良くレースに臨めるようにした」と意図を明かした。
皐月賞はコントレイルとの歴史的一騎打ち。馬場の良いところを通ったライバルとは対照的にタフなインを強気に先行。半馬身敗れたとはいえ、負けて強しの競馬だった。森助手は「結果的に一度緩めた皐月賞は仕上がり途上だったのかもしれない。能力は見せてくれた。いい内容でした」と高く評価した。
決まった枠は12番。レーンは「展開などは頭に入れていない。いろいろなことが起きるのが競馬なので、まずはスタートを決めたい」。抜群の操縦性を誇る相棒に信頼を寄せた。2冠阻止への最右翼。逆転戴冠へ態勢は整っている。