原優介、猛勉強で歩む“2勝目への道”
2020年07月15日 05:30
競馬
東京・調布の一般家庭に生まれ、部活動では水泳に励んだ。中学卒業後に競馬学校入学を考えたが、母親の猛反対で一度は高校へ進学。夢を諦められず、1年で退学して騎手の道へ入った。乗馬経験者との差を埋めるため、必死の毎日を送った。「何とかなるだろうと思っていましたが、こんなに違うのかと。騎手の体験ができるゲームがありますが全然違いました。以前は調教と競馬を分けて考えられなかったのですが、競馬はいかに流れが大事なのかが分かりました」。日々わずかかもしれないが、原は騎手道を前進している。
▼武井師 順調に育っているが、まだまだ足りない。馬を動かせていないので3キロ減の恩恵を生かせていない。性格は現代っ子。競馬に対する認識が甘いのでリポートを提出させている。人気薄をよく持ってきてはいるが、あの競馬では勝てない。勝つためにはどうポジショニングをすればいいのか、そのあたりを考えてほしい。
◆原 優介(はら・ゆうすけ)2000年(平12)6月10日生まれ、東京都出身の20歳。美浦・武井厩舎所属。今年3月1日にデビューし、4月5日の中山12Rタイキダイヤモンドで初勝利。JRA通算128戦1勝(7月14日現在)。憧れの騎手は津村。1メートル58、47キロ。血液型B。