【毎日王冠】サリオス 適条件で古馬蹴散らす!コントレイルと同じ3歳“最強世代”レベルの高さ証明だ
2020年10月06日 05:30
競馬
世代のレベルを示すためにも負けられない。毎日王冠は近10年で10年アリゼオ、12年カレンブラックヒル、19年ダノンキングリーと3歳馬が3勝。その共通項は“ハイレベル世代”の一員であったこと。同年の秋古馬G1での3歳馬の活躍を見れば一目瞭然で、10年はペルーサが天皇賞・秋で2着、ローズキングダムがジャパンC、ヴィクトワールピサが有馬記念を制覇。12年はフェノーメノが天皇賞・秋2着、ジェンティルドンナがジャパンC、ゴールドシップが有馬記念を勝った。昨年の有馬記念も2着サートゥルナーリア、3着ワールドプレミア。同レースで3歳馬が2頭馬券に絡んだのは10年以来だった。世代レベルを推し量る上で試金石となるのが、この毎日王冠だ。
鞍上にルメールを配し、必勝態勢。1週前追い切り(Wコース5F65秒5~1F11秒8)で初コンタクトを取った名手は「楽にいい時計が出たね。グッドコンディション。レース本番までにさらに良くなると思う」と好感触。600メートルの距離短縮については「体がムキムキ。ベストはマイルぐらいかも。春のクラシックより距離が短くなるのは良さそう」と大歓迎の口ぶりだ。
適条件を求めての毎日王冠参戦。打倒コントレイルの闘志はひとまず胸に秘め、宿敵よりひと足先に古馬撃破に挑む。春のG1・2戦は無観客。久々のファンの前で、サリオスの、3歳世代の強さを見せつける。