開幕した秋の東京&京都開催は台風14号の影響を受け、不良馬場でスタート。土日の新馬戦は1番人気の勝利はなく、2桁人気が2勝するなど波乱が続いた。
A評価は東西1頭ずつ。良血がそろった東京芝2000メートル戦を制したレインフロムヘヴンは大物感のある勝ちっぷり。掛かり気味に先行したがスピードを持て余す感じで抑え切れない手応えだった。最後はディアドラの全妹を振り切り、断然人気だったレイデオロの全弟アルマドラード(4着)には0秒9差の快勝。時計の出る良馬場なら、さらにパフォーマンスを上げそう。堀厩舎×M・デムーロのタッグは父ドゥラメンテと同じ。夢は膨らむ。
京都芝1600メートルのアールドヴィーヴルは外から豪快な差し切り。母系からヴィクトリー、リンカーンが出ている優秀なファミリーの出身で、切れ味はクラスが上がっても通用する。