紅一点の佐藤摩が3日目10Rでシリーズ初白星を飾ってベスト32入り。レースは3枠から電撃速攻を決めて押し切る横綱相撲だったが「やることはやった感じ。でも、全然ペースが上がらない。直線は力強いけど、コーナーがぎくしゃくしちゃう」と表情は険しかった。18年大会(川口)で女子レーサー初のSG優出を果たしたサトマヤにとって準決勝戦はもはや通過点。「あの時はエンジンがめちゃくちゃ出ていたけど、今は苦しい感じ。スタートを行ったとしてもいい人にはやられちゃうと思うので、思いつくことをやってみる」と課題のドドド(不整振動)対策を含めた上積みへ気合。優出すれば昨年に続くスーパースター王座決定戦トライアル戦出場に大きく近づく。SGの中でも一、二を争うスタート力。全身全霊で勝ちにいく。