【京都ジャンプS】オジュウチョウサン 4年8カ月ぶり負けた…障害重賞連勝記録「13」でストップ3着
2020年11月15日 05:30
競馬
主戦・石神は無念そうに引き揚げてきた。「抜群の手応えだったが順回りになって飛越がいまひとつに。特に最終障害は脚をぶつけてしまって、そこで気持ちが途切れた」。確かに飛越の危ういシーンがあり、いつものオジュウではなかった。和田正師は「ペースが上がったこともあると思うが本来なら、もっとスッと跳べる馬」と分析した。
春の2連勝は無観客競馬だったが、この日はオジュウを楽しみにする多くのファンが見守った。観衆からは悲鳴ともため息ともつかない声が上がった。今後は16、17年に連覇した中山大障害(12月26日)を目指す。師は「障害練習をして本来の跳びを取り戻したい」。石神も「本番で巻き返したい」と意気込んだ。暮れの大一番で強いオジュウが帰ってくるのか。障害戦線がにわかに混とんとしてきた。