【日経新春杯】アドマイヤビルゴ 坂路でキビキビ4F55秒2 小柄ボディーでも「中身詰まってきた」
2021年01月14日 05:30
競馬
1週前にCWコース3頭併走で藤岡康(レースは武豊)が騎乗し、素晴らしい伸びを見せた。時計も6F80秒7~1F12秒0だから文句なし。このひと追いで体はできているので、当週は調整程度。トレーナーは「レースでも調教でも、3~4角で置かれるところがあるけど、先週は自分からハミを取っていた。そういう部分でも良くなってますよ」と明かし、心身両面の成長に目を細めた。
ディープインパクト産駒で、母は仏1000ギニーを制したイルーシヴウェーヴという血統馬。17年セレクトセール当歳では国内史上2位となる5億8000万円(税抜き)の高値で取引された。どうしても話題先行だったが、ようやく実力が追いついてきた。夏の休養を挟み、秋は3勝クラスのムーンライトH、リステッドのアンドロメダSと連勝。それぞれ2着とは0秒2、0秒1差ながら着差以上の完勝だった。
「一線級とは戦ったことがないけど、相手なりに勝ち切る根性がある。2200メートルも前々走で勝っているように守備範囲ですよ」
友道師が早くも「春の大目標は大阪杯(4月4日、阪神)」と公言する大器。ならば重賞初制覇も通過点にすぎないはずだ。