【大阪杯】ブラヴァス一変必至 金鯱賞は悪夢10着、敗因は馬場
2021年03月31日 05:30
競馬
屈辱の泥にまみれたが陣営に諦めムードはない。いや、友道厩舎3頭使いの中にあって、むしろ重要なポジションにいる。若さで勇猛果敢に挑む4歳馬アドマイヤビルゴと復権を誓う6歳ダービー馬ワグネリアン。この2頭をけん引する気概すら感じさせるのだ。友道師は意気込む。
「前走に関しては馬場に尽きる。3コーナーまで良かったが追い出してからフォームがバラバラに。元々、走りのバランスが良くない馬だから余計にこたえたのかも。幸い、具合そのものは変わらずいいから」
ノンダメージなのは新コンビ・三浦が騎乗したポリトラックの1週前追い切りに表れている。しまいは抜群の切れ味。馬なりで6F81秒1、ラスト1F11秒6だ。鞍上の感触が良かった。
「全体的に緩さがあると聞いていたけど、しっかり脚を伸ばせたし、いいコンタクトが取れました」
これまでコンビを組んできた福永がコントレイルの手綱を取るため、乗り替わりとなった。ここで思い出すべきは福永のブラヴァスに対するコメント。金鯱賞の前に「(ようやく)本格化した」と高い評価を与えていたのだ。本来の走りさえできれば一変シーンがあっていい。