ボートレース宮島の「レディースVSルーキーズバトル」は10日、12Rで優勝戦が行われ、3カドに引いた吉川貴仁(27=三重)がコンマ02のスタートから先捲りを決めて快勝、19年6月のびわこ大会に続いてこのタイトル2回目の優勝を飾った。注目の団体戦はレディース(紅組)が「35対32」でルーキーズ(白組)に勝利。団体戦通算成績も4勝3敗とリードした。
ポイントを奪った方が団体優勝となるファイナルは壮絶なスタート合戦。ルーキーズの吉川が捲って個人戦優勝を決めたが、デビュー初Vを狙った片岡が6コースからプラス03のF。これによりレディースにポイントが渡り、団体優勝となった。レディース団長の新田は「フライングが出て、あまり笑えないですけど、女子が優勝できてよかった。自分は何も活躍できなかったので恥ずかしいけど、全員の勝利だと思ってます」と笑顔を封印して話した。個人戦Vの吉川はこのタイトルとの相性が抜群。4回優出して2度目の優勝となった。びわこも今回も「3カド」にしての勝利。「伸び仕様でピット離れが怪しかったけど、何とか本番は3コースが取れて良かった。ホント、エンジンのおかげです。スタートも残っていてよかった」と振り返っていた。