【ヴィクトリアM】団野と息ピッタリのディアンドル
2021年05月12日 05:30
競馬
コンビ2戦目の前走・福島牝馬Sは鮮やかな逃げ切り劇。一昨年の葵S以来の重賞制覇に導いた。一時はスランプに陥っていた実績馬が完全復活。「気分屋さんで集中力の持続が大事。レースでは好きなように走っていいよ、と馬の気持ちを優先させています」。
ドンピシャで呼吸が合った。ここ2走は1800メートルへの起用で良さが出ただけに、1F短縮で久々のマイルへの対応がポイントになる。
メンバーを見れば、この馬以外にもイベリス、クリスティ、レシステンシアと前々で勝負するタイプがズラリ。その話題になると団野はしゃがみ、砂の上に指で展開を書いてくれた。
「序盤から流れそうだし、縦長の隊列を予想します。ディアンドルはマイペースなら控えても大丈夫。好位の内がベストだと思うので、そこを取りたい」
日経新春杯(ショウリュウイクゾ)を合わせて今年は重賞を2勝するなど、一気に評価を上げてきた若手ジョッキー。イメージ通り立ち回れば…。同じ5歳世代の短距離女王グランアレグリアが相手でも大物食いのシーンがあっていい。