【ユニコーンS】ピンクカメハメハ サウジダービー制した脚魅せる!帰国初戦、国内重賞初Vだ
2021年06月18日 05:30
競馬
「動きは良かったです。サウジアラビアに行く前にも乗っていましたが、以前と比べても時計が出るようになっていますね。スピードがあって、いい馬です」
遠征から3月29日に帰国した。検疫、放牧を経て5月29日に栗東へ。1週前追いに続き、2週連続で坂路4F51秒台をマーク。村上助手は「先週、しっかりやって自己ベスト(51秒5)も出ています。力をつけて調教でも動けるようになってきましたね。海外に行く前はイレ込むことも多かったが、精神的に落ち着きが出てきたみたいで成長を感じます」と好感触だ。
海外初挑戦だったサウジダービーは3番手から抜け出し、堂々と押し切った。森厩舎は昨年のフルフラットに続く同レース連覇。昨年の2着馬ミシュリフはその後、仏ダービーを勝ち、今年のサウジカップ、ドバイシーマクラシックと連勝した。ピンクカメハメハがサウジダービーで負かした4着馬レベルスロマンスは次走でUAEダービーを快勝。今年もハイレベルなメンバーがそろっていた。
サウジから転戦したUAEダービーは10着に敗れたが、村上助手は「前走は距離(1900メートル)が長かった。サウジダービーの時は直前に雨が降り、締まっていい感じの馬場。日本のダートは走ったことがないが、パサパサより雨が降って締まった方がいいかな」と条件替わりに期待する。
昨夏の新馬戦を勝ち、札幌2歳S(13着)はソダシに次ぐ3番人気に支持された好素材。「力は出せる状態にあるので、あとは当日のテンションが鍵。前めの砂をかぶらない位置で競馬ができれば」。帰国初戦で国内重賞タイトルを狙う。