【ラジオNIKKEI賞】ヴァイスメテオール 重賞初V、キレ抜群!イン突き抜け2馬身半差完勝
2021年07月05日 05:30
競馬
約半年ぶりに騎乗した相棒は、確実な進化を遂げていた。デビュー戦(1着)、続く京成杯(4着)の手綱も取った丸山。「当時から能力があるなと感じていたが、大型馬特有の緩さもあった」と振り返る。その後の2戦はルメールが手綱を取り、今回は3戦ぶりのコンビ復活。「久々に乗って力をつけたなと思った。馬が良くなっていました」と成長を評価した。
木村師は「返し馬からうまくいっているなという感じがした。リズム良く走って、4角でスッと勢いよく脚を使いだしたので安心した」。ゴール前から勝利を確信する一方で「むしろ(2頭出しの)ボーデンが厳しそうだったので、そちらが気になってしまって…」。喜びと無念が交錯する複雑な表情も見せた。
プリンシパルS4着でダービー出走は逃したが立て直しに成功。「ここを目標に、じっくり調整を積めた。過去の失敗から、いろいろ引き出して、丸山さんに自信を持って乗ってもらえるよう修正してきた」と師。トライ&エラーを繰り返しての地道な調整が実った。夏場は休養。「頑張ってくれたので今後のことは考えず、まずはゆっくり休ませたい」。今後については明言を避けたが「いい秋を迎えられそうな競馬だった」と、さらなる飛躍に手応えを隠さなかった。
◆ヴァイスメテオール 父キングカメハメハ 母シャトーブランシュ(母の父キングヘイロー)18年2月28日生まれ 牡3歳 美浦・木村厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績5戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金6156万7000円。馬名の由来は白い流星(独)。