【札幌2歳S】ジオグリフ 連勝で重賞初制覇 ドレフォン産駒はJRA重賞初V
2021年09月05日 05:30
競馬
新馬戦では好位から突き抜けたが、この日はスタートで出遅れて最後方から。ゲート入り直前の他馬のトラブルも影響があった。「まだ子供で、ゲートの中でチャカチャカしてエキサイトしていた」とルメール。無理にポジションを取らず、序盤はリズム重視で後方を追走。脚力を見せつけるように楽な手応えで徐々に押し上げる。4角を3番手で回る時点で、脚勢が違った。ゲート前、レース運び含め、鞍上は「伸びしろがある」と成長の余地はたっぷり。全開になったときの走りに期待が膨らむばかりだ。次走は未定で、今後は放牧へ出る予定。昨年の札幌2歳S1、2着馬は今年の桜花賞馬ソダシとオークス馬ユーバーレーベン。出世レースを制したジオグリフも、来春の大舞台で羽ばたく。
◇ジオグリフ 父ドレフォン 母アロマティコ(母の父キングカメハメハ)19年2月25日生まれ 牡2歳 美浦・岩戸厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績2戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金3837万1000円 馬名の意味は「地上絵」。
◇ドレフォン 18年から社台スタリオンステーションが種牡馬として導入。16年米チャンピオンスプリンターで父はジオポンティ、3代父ストームキャット。3歳時にキングズビショップS(ダート7F)、ブリーダーズCS(ダート6F)の両G1を含む4連勝を達成。アメリカ競馬界の年間表彰となるエクリプス賞の最優秀短距離牡馬に選出された。