【中山新馬戦】ロムネヤ ド根性白星、2億円超のディープ娘 首差ねじ伏せた
2021年09月21日 05:30
競馬
馬体重わずか418キロの小さな鹿毛を大きく見せながら、父譲りの軽やかなフットワークを繰りだして行く。486キロのロードカテドラルに外からかぶされ続けてもひるまない。力任せに首差ねじ伏せた。「追い切りの騎乗で素質は感じていた。どっしりした走り。強い内容だった」。手綱を取った戸崎も絶賛した。
オーストラリアG1・2勝のヤンキーローズを母に持つ血統。「血統にふさわしい素軽さやスピードもある。430キロくらいまで増えてほしいけど、どこに行ってもビビらないハートがいいよね」。国枝師はケシ科の多年草から命名された良血馬への期待を隠さない。「今後はクラシックを意識していきたい。そういう根性を持っている。取りあえずは阪神JF、桜花賞のマイル路線を進みたい」。アーモンドアイの引退後もカレンブーケドール、マジックキャッスル、サトノレイナス、アカイトリノムスメなどを擁する“牝馬王国”に、新たな女王候補が加わった。