【サウジアラビアRC】コマンドライン 無傷連勝で重賞初V!国枝師悲願牡馬クラシック獲り視界

2021年10月10日 05:30

競馬

【サウジアラビアRC】コマンドライン 無傷連勝で重賞初V!国枝師悲願牡馬クラシック獲り視界
<東京11R・サウジアラビアロイヤルC>重賞初制覇を飾ったコマンドライン(右)と2着に入ったステルナティーア(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 2歳重賞「第7回サウジアラビアロイヤルC」が9日、東京競馬場で行われ、1番人気コマンドライン(牡=国枝、父ディープインパクト)が無傷の2連勝で重賞初制覇を決めた。黒光りする青鹿毛の巨体を誇らしげに揺らしながら引き揚げてきたコマンドライン。不安要素のあったマイル戦で強敵たちを下し、国枝師はいつになくうれしそうだ。
 「ダービーまではあと何日だ?オリンピックのように日めくりで数えなきゃいけないな」

 光ったのは名手の好判断。向正面で後方から押し上げると、2番人気ステルナティーアの前を奪った。初戦(1着)と美浦に駆け付けた最終追いで、まだ反応に鈍さが残るのを把握。長い府中の直線をフルに使った追い比べに持ち込み、切れ自慢の牝馬2頭の長所を打ち消した。ルメールは「ペースが落ち着いたのでポジションを上げた。直線はずっと反応してくれたね。2着馬は凄くいい馬だと知っていたので凄く集中しました」と汗をぬぐった。

 出世レースを制し、国枝師悲願の牡馬クラシック制覇が視界に入ってきた。師は「操縦性が高いので距離が延びても大丈夫。切れ一辺倒でもないし、どんな競馬もできる。次走は未定だけど、距離は延ばすことになると思う」と来春を強く意識する。国枝厩舎とルメールのコンビと言えば、JRA最多芝G1・9勝、18年牝馬クラシック3冠を達成をしたアーモンドアイ。まだ見ぬ夢はスケール感たっぷりの青い新星に託された。

 ◆コマンドライン 父ディープインパクト 母コンドコマンド(母の父ティズワンダフル)19年2月20日生まれ 牡2歳 美浦・国枝栄厩舎所属 馬主・(有)サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績2戦2勝 総獲得賞金4025万2000円。馬名の由来はキーボードだけで操作する画面上の入力行(IT用語)

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