【新馬戦総括】アートハウス 母譲りのセンスで3馬身差快勝

2021年10月12日 05:30

競馬

 秋の阪神、東京が開幕。続々と良血がデビューし、レベルの高いレースが繰り広げられた。阪神芝2000メートルのアートハウスは2番手でスムーズな立ち回り。直線、手応え通り脚を使って2着に3馬身差をつけた。厩舎の先輩でもある母パールコードは16年秋華賞2着。母譲りのセンスで将来性を感じさせる。ダート1800メートルのアロゲート産駒ジャスパーグレイトは10馬身差V。テン良し、中良し、しまい良しで隙のないレース運びだった。
 東京芝1600メートルのラスールは好位で折り合い、追い出すとスッと反応してアッサリ抜け出した。G2・3勝シャケトラ(父マンハッタンカフェ)の半妹で成長力ある母系。血統、レースぶりから距離の融通は利きそう。新潟芝1600メートルのグランデレジーナは道中、秋山真がうまくなだめ、しまいスパッと切れて3馬身半差V。まだ粗削りながら素材の良さが光っている。

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