【秋華賞】アンドヴァラナウトの「一瞬の切れ」に託す、ソダシ1強に待った
2021年10月16日 05:30
競馬
初の重賞舞台となった前走・ローズSは緩い流れの6番手から進め、直線で外に持ち出すとサッと加速。レースのラスト3Fが11秒6→11秒3→11秒7と、瞬発力勝負をメンバー最速の上がり3F33秒8でいとも簡単に差し切った。今回のメンバーを見渡すとハナは、ほぼエイシンヒテン。4番を引いたソダシが持久力勝負に持ち込むべく、好位を追走。ただ、他の先行馬は深追いせず、極端に速い流れになることは考えづらい。前走同様の流れが予想される。内外を見ながら運べる5枠9番から福永は好位を取りに行くと想像する。間違いなくベストポジションでレースを進められる。ならば、前走で見せた鋭い末脚が直線で威力を発揮するはずだ。手綱を取る福永も「反応のいい馬だから一瞬の切れの特性を生かすレースをしたい」とイメージする。
祖母エアグルーヴは創設されたばかりの96年同レースで1番人気に支持され、10着に敗れた。そのリベンジへ。牝馬3冠最終戦でタイトル獲りへ向け、ピッタリ照準を合わせてきた。秋G1・3連勝へ記者も自信の◎を進呈する。