【デイリー杯2歳S】牝馬ソネットフレーズ参戦 桜花賞見据え阪神遠征

2021年11月09日 05:30

競馬

【デイリー杯2歳S】牝馬ソネットフレーズ参戦 桜花賞見据え阪神遠征
阪神外回り1600メートルの混合重賞に参戦するソネットフレーズ Photo By スポニチ
 【Road to 2022 】 今週は注目の2歳重賞「第56回デイリー杯2歳S」が土曜の阪神で行われる。夏の新潟でデビューVを飾った関東の牝馬ソネットフレーズが、来春の桜花賞参戦を目指し、同舞台の牡馬混合重賞に殴り込みだ。陣営の思惑通りに切れる脚を駆使できれば、桜舞台がはっきり見えてくる。
 夏の新潟でデビューVを飾ったソネットフレーズが飛躍を誓って、阪神遠征に挑む。単勝1・4倍の断然人気を集めた新馬戦はスタートこそ速くなかったが、機敏に2番手を確保してセンスある勝ち方。鞍上・ルメールも「スタートは遅かったけど、2、3歩目は速くていいポジションが取れた。その後も我慢できたし、徐々に気が入ってペースアップ。能力を感じる馬。現状は1600メートルぐらいがいい」と高く評価した。

 その後は放牧を挟み、充電を図った。3日の1週前追いはWコースで5F69秒4~1F11秒8(馬なり)。時計通りにシャープな伸びを見せた。手塚師は「体が減ることもなく、変わりなくきています。調教の動きもいい。2戦目でG2。メンバーは強くなるけど、遜色ない競馬ができる」と期待を寄せる。

 阪神外回り1600メートルは暮れの阪神JF、来春桜花賞と同じ舞台。指揮官は明確なテーマを掲げる。「新馬戦は少しかむような面があったので、2戦目でその部分が強くならなければ。タメた方が切れる脚を使えそうなイメージ。今後のためにもそういった競馬ができれば」と意欲を見せる。エピファネイア産駒は天皇賞・秋でG1・2勝目を挙げたエフフォーリアや、昨年の3冠牝馬デアリングタクトなど絶賛活躍中。母系はアドマイヤグルーヴ~エアグルーヴに連なる良血。2戦目の牡馬相手の重賞挑戦で即結果を出すようなら、G1制覇の視界は広がる。

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