【ジャパンC】シャドウディーヴァ JC好相性ハーツクライ産駒の5歳が本格化
2021年11月27日 05:30
競馬
グランアレグリア、ラヴズオンリーユー、クロノジェネシスと同世代。19年のオークス6着&秋華賞4着は完成度の差で強いライバルに敗れたが、ハーツクライ産駒らしく5歳秋を迎えて本格化ムードが漂う。前走の府中牝馬Sは4角14番手から目の覚めるような末脚で豪快に差し切った。その上がり3Fは最速33秒1。次走でエリザベス女王杯を差し切ったアカイイト(7着)をしのぐ切れ味だった。
管理する斎藤誠師は「左回りだと伸びが違うね。トモがしっかりしてきて、ようやく気持ちと体が一致してきた」と充実ぶりに目を細める。「オークスは勝ちに行ってちょっとバテてしまったが、今の脚質なら2400メートルも許容範囲」と距離延長にも自信を見せる。1週前には初コンビを組む横山典がまたがり、坂路で4F51秒9~1F12秒1の好タイムをマーク。大一番に強い名手の手綱さばきも魅力だ。
ジャパンCに出走したハーツクライ産駒の5歳馬は【2・1・0・2】と好相性。17年シュヴァルグラン、19年スワーヴリチャードが05年に鼻差(2着)で敗れた父のリベンジに成功している。血統的にもここが狙い時だ。秋華賞以降の秋G15レースで関東馬は4勝2着3回と関西馬を圧倒。ここも人気は西のダービー馬2頭だが、東の勢いに乗る。
過去10年のジャパンCでJRA所属の牝馬は【6・2・1・9】の成績(複勝率は50%)。牝馬の切れ味がモノをいうレースだ。華やかな国際舞台でジャパン牝馬が強さを証明する。