【朝日杯FS】セリフォス 死角なし ダノンスコーピオンも注目
2021年12月14日 05:30
競馬
(2)前走着順&ローテ 過去7年の勝ち馬は全て前走も白星を挙げていた。馬券に絡んだ3着以内の21頭に対象を広げてみても、前走1着馬が16頭を占めている。前走敗戦から馬券対象となったのは5頭だけ。前走で敗れている馬は2、3着候補まで。
馬券圏内21頭の前走は全て10~11月。連闘や中1週は【0・0・0・6】とふるわない。レース間隔は長すぎず短すぎずがいい。9月札幌2歳S勝ち以来のジオグリフには嫌なデータだ。
(3)伏兵 阪神マイルに移設後は地力勝負の傾向が強いが、平穏決着は17年のみ(1→3→2番人気)。3連単も17年以外は5桁配当が6度、14年、16年はいずれも10万超えの万馬券が飛び出している。キャリアの少ない2歳戦だけに伏兵の台頭も頭に入れておきたい。
人気薄の激走パターンは「前走重賞敗退」か「未勝利V直後」。前者では14年14番人気2着アルマワイオリ(デイリー杯2歳S4着)、15年11番人気3着シャドウアプローチ(京王杯2歳S3着)などが大きく負けたわけではないのに評価を下げた。今年のメンバーでは京王杯2歳S2着トウシンマカオ、デイリー杯2歳S4着プルパレイあたりに要注意。
(4)結論 実績、ローテなど総合的にみてセリフォスが堅い軸になる。テン良し、中良し、しまい良しとセンスあふれる立ち回りが武器。新潟2歳S、デイリー杯2歳Sはいずれもメンバー最速の上がりで快勝している。コース経験もあり、死角らしい死角が見当たらない。相手筆頭はダノンスコーピオン。阪神2戦2勝とコース実績があり、器用に運べる自在性が光っている。人気のジオグリフは距離経験がなく、休養明けも割引材料。それなら前走重賞で敗れたトウシンマカオ、プルパレイや、阪神JF除外の牝馬スプリットザシーの大駆けに一票投じたい。 (データ班)