藤沢和元調教師が中山でトークショー 500人の笑い誘う
2022年03月21日 05:30
競馬
2月末で引退した藤沢和雄元調教師（70）のトークショーが20日、中山競馬場のウイナーズサークルで行われた。最終12Rが終わっても場内に居残った500人余の競馬ファンから熱い拍手が起こる。「レースのことを考えると寂しくなるから、引退後は犬の面倒ばかり見ていました」と場内の笑いを誘った藤沢氏。司会の合田直弘氏から「KAZU（カズ）の2文字だけで欧米に通用するホースマンは先生だけです」と振られると、「英国にはいまだに憧れています。賞金は安いけど、馬は強いですから」と、延べ29回に及んだ海外挑戦を振り返った。
1日にはJRAとアドバイザリー契約。フリーな立場でJRAに助言していくこともファンに報告した。トークショーが終わると、検量室前で待ち構えていた弟子の北村宏、杉原や田中勝らジョッキーと再会。「いい競馬をして、馬券を獲らせてくれよ。頼んだぞ」と笑顔で激励していた。
