【安田記念】抜群初速で先手レシステンシア!絶好馬場で粘る
2022年06月03日 05:30
競馬
東京芝は先週から内ラチを外に出してCコースを使用。日曜は芝レースが6鞍あり、そのうち3鞍で逃げ馬が馬券に絡んだ。完全な外差し決着は前半1000メートルが58秒9のハイペースとなったダービーのみ。基本的に内ラチの馬場コンディションは良好で、それはパトロールビデオを見ても、よく分かる。
これらを踏まえ、本命候補に浮上したのは5歳牝馬レシステンシア。前々走・高松宮記念はスタート後、スッと出脚がつき、スピードの違いで先手を奪った。重馬場の中、前半3Fが33秒4ときついペースになった分、残り1Fで沈んだ(6着)がスプリントG1にあって存在感を示した。金浜厩務員は「馬なりで前に行くだけの速さがある」と初速のスピードに自信を持つ。
レース当日の天気は曇りのち雨の予報。午後からの降水確率は現状、70%だ。さすがに先週のような高速決着にはならない。それでもレシスは19年10月の新馬戦をやや重でV。20年桜花賞、21年高松宮記念は重馬場で2着に入った。馬場を問うタイプではない。どちらにしても柔軟に対応できる。
前走ヴィクトリアマイルは、久々の芝マイルで見せ場たっぷりの3着。牡馬が相手でも引けは取らない。スピードとパワーを兼ね備えた快速馬がゴール前でしぶとさを発揮する。