【宝塚記念】出脚で勝負あり!パンサラッサ独り旅 前行くメンバーそろっても問題なし
2022年06月25日 05:20
競馬
昨秋以降はハナを切る競馬で開眼した。福島記念は前半1000メートルで57秒3のハイラップを刻み、2着ヒュミドールに4馬身差の圧勝。後続を引きつけて逃げるのではなく、テンからビュンビュン飛ばしていく。あのペースで行っても粘られるとなると他馬も早めに脚を使わざるを得ない。初の海外遠征となった前走・ドバイターフも、この馬らしい積極的なレース運び。ゴール前、英国馬ロードノースに迫られながらも抜かせず同着VでG1タイトルをものにした。池田厩務員は「ドバイから帰国後、さらに心肺機能が良くなった。ゲートが抜群に速いから、ここもハナを切れると思うし、後は気分良く運べたら」と期待十分だ。
通常の4週目の開催ではなく、昨年と同じく京都がスタンド工事中のため2週目で芝のコンディションがいい。昨年のこのレースは7番人気の僚馬ユニコーンライオンが逃げて2着。厩舎の先輩に続け――。迷いなき逃亡劇で上半期のグランプリを盛り上げる。