【記者フリートーク】今村の活躍を支えるのは研究熱心さだ。自分がレースに乗っていなくてもウイナーズサークルからレースを見つめ、先輩がどう乗るかを目に焼き付ける。宝塚記念でも外ラチに近いところから大一番を凝視していた。栗東トレセンでは福永祐一(45)に教えを請う。主に騎乗スタイル、ステッキの使い方など。「後輩騎手に更新されないような圧倒的な成績を残したい」。研究こそが圧倒的な結果につながると今村は考える。
一方でプライベートでは一人の優しい女性だ。父の日にはサプライズで高価なライダースジャケットを父にプレゼント。実家のミニチュアピンシャー「リーベ」と遊ぶ時間も大事にする。オンとオフをしっかりつけることも今村の好成績の支えとなっている。(競馬担当・新谷 尚太)