【函館新馬戦】ブラストウェーブ大きな馬体に胸躍る

2022年07月06日 05:10

競馬

 【東西ドキュメント・函館=5日】スタンド新築工事で開催がなかった09年を除けば、小田は20年連続の函館出張。2歳の緑ゼッケンの大型馬に親近感を覚えた。ブラストウェーブ(牡、大竹)。2週前の東京新馬戦(6月25日)が除外で北の地へ。18年有馬記念を制したブラストワンピースが全兄にいる。兄と同じ緑のシャドーロールがかわいい。岩藤助手は「兄は特に意味がなく着けていたんですけど。弟は影とかに反応して跳んじゃう」と理由を笑顔で説明してくれた。520キロでデビューした兄よりさらに大きく、現在540キロ台の雄大な馬格。「背中が薄かったお兄さんと比べると、いい意味で厚みがある。弟は走り出したら真面目。全体的に骨格は大きいけど、太い感じはしないです」と高評価している。
 3日の函館メイン・巴賞は半姉ホウオウピースフルがVと血にも勢いがある。「エンジンがかかってから長く脚を使うタイプ。函館が合わない感じはしない」。ソダシをはじめ幾多の名馬が勝ち上がった函館1800メートルの新馬戦(10日)が初陣。兄の有馬記念で大勝負した小田は早くも胸を躍らせていた。

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