【函館記念】ギベオン 洋芝で軽快な動き!重巧者に追い風の雨予報、昨年金鯱賞Vの再現へスイッチオン
2022年07月15日 05:30
競馬
加地助手は穏やかに切り出した。「(ダートの内にある)Wコースは狭くてこの馬には窮屈なので本馬場へ。中2週が続くので体もできています。多少時計は遅かったけど、元気を競馬に取っておければと思う。しまいの伸びは良かった」
地方交流ダート重賞を含め、重賞出走22回。3歳のNHKマイルC(2着)ではG1制覇目前まで迫った輝かしい実績もある。強豪集結の前走・宝塚記念(10着)は最低17番人気と評価は低かったが、バテずに歯を食いしばって走った。同助手は「気持ちは若い。左回りの方がいい馬だけど、それを考えればよく走っています」と愛馬を称える。
7歳にして、初めての北海道参戦。名よりも実を取ったG3参戦だ。直近の重賞Vは昨年3月金鯱賞。雨上がりの重馬場だった。10頭立ての最低人気(単勝2万2730円)だったが、ビックリ仰天の逃走劇。2着デアリングタクト、3着ポタジェ、4着グローリーヴェイズ、5着キセキ。掲示板にG1級が名を連ねたハイレベルG2だった。
「最近はパワー寄りにシフトしているので洋芝は合うと思う。道悪も大丈夫。ある程度前めにつけて、最後の直線で自由に進路を選べるようなら」。同助手は健在アピールの奮走を祈った。実は今週末の函館は雨予報。G1馬をまとめて破った金鯱賞の再現も十分ある。初コンビの仕事人・池添の巧腕がうなるのか!?