【名古屋・G2共同通信杯】井上 決勝はスピード上回る郡司本命、吉岡 決勝は郡司本命も松浦軸押さえ
2022年09月19日 05:00
競輪
井上 郡司は自分で流れを作れるし、高いレベルの安定感がある。11Rは森田の先行が流れを左右した。
吉岡 平原の“貫禄勝ち”の印象。関東の自力選手は平原に任されると気持ちが違うと思う。平原が今まで築き上げてきた走りが関東の後輩に通じている。
井上 太田と新田が5番手で並走になったことで展開も平原に向いた。神山が流れ込み、最後方から内藤が3着に突っ込んだ。
吉岡 太田は調子が良かっただけに5番手の並走不発はもったいない。森田が駆けても今回の太田のスピードならいい勝負だった。
井上 12Rは真杉が先行態勢に入ると古性が内で粘った。真杉はゴールまでの粘りを考えて流したところを松浦がすかさず仕掛けた。松浦の経験値が勝った。
吉岡 松浦と古性の戦い方が注目の一つだったが松浦は古性と逆の攻めで仕掛けた。松浦に続いた小倉は(小松崎を止めて内を突かれて)もったいなかった。
井上 あの展開でコース取りをして突っ込む(佐藤)慎太郎はさすが“鉄人”だ。さて決勝戦。ラインの先頭を走るのは郡司、松浦、平原の3人。
吉岡 3人ともタテ脚に加えてレース運びのうまさもある同タイプになり、徹底先行型は不在。勝つには踏む距離を短くしたいし位置取りもしっかりしたい。
井上 3人ともに早めの先行はない。打鐘から最終ホームにかけての位置取りによる仕掛けになる。3人の中では松浦の先行の展開が浮かび上がる。単騎の(佐藤)慎太郎が付いて行けば4番手の攻防になる。
吉岡 3人で距離を踏めるのは郡司と松浦。平原は年齢的にも長い距離を踏むと1着は厳しい。ただし平原は度胸がある。その展開は頭に入れておきたい。
井上 3連勝で勝ち上がった郡司のスピードが今回は上回る。松浦―柏野で駆けたケースでも柏野はブロックする余裕はないとみる。郡司と松浦の力勝負<3>=<2>本線に和田真との<3>=<5>。
吉岡 郡司と松浦の攻防は郡司がライン3車で松浦が2車。そして郡司は番手が同期同級生で連係実績が多い和田真。<3>=<5>から入る。松浦の頭で<2><3>、<2><5>。
井上 慎太郎は単騎戦だが感性で先手ラインに乗って突っ込める。3連単には欠かせない1車だ。