熊本記念in久留米決勝 郡司浩平(32=神奈川・99期)が深谷の番手から抜け出し、4月の川崎G3以来となる通算15回目のG3優勝を決めた。
レースは深谷―郡司―松岡―松浦―村上―小松崎―守沢―佐々木―高橋で周回を重ねる。残り2周を前に小松崎―守沢―佐々木―高橋が上昇。松浦―村上、さらには切り替えた単騎の松岡が続いて深谷は後方の8番手に。打鐘前に深谷―郡司が一気にスパート。必死に抵抗する小松崎を叩いて先行態勢に入る。小松崎が3番手をキープして松浦は7番手、松岡は最後方に置かれる。深谷のカカリは上々で番手の郡司にも余裕がある。車間を空けて後続の巻き返しを警戒しながらレースを進める。3番手の小松崎は仕掛けられず、7番手から捲った松浦は郡司がブロックして止める。最後は深谷の番手から伸びた郡司と松浦に乗って中を割った村上とのゴール前勝負。鋭く伸びた郡司に軍配が上がった。
完全優勝を飾った共同通信社杯に続くVに郡司は「前回Vに恥じない走りをしようと思っていた。深谷さんとは初日に連係してワンツー。安心して任せていた。最近は自分らしいレースができているし、結果も残せている。このまま年末まで一生懸命に頑張りたい」と話した。
《次走》優勝した郡司は前橋・寛仁親王牌(G1、20~23日)、2着の村上は岸和田F1(11~13日)、3着の深谷は静岡F1(14~16日)へ。