【弥生賞】グランヴィノス 良血の逆襲!友道厩舎期待の星が仕切り直しの一戦
2023年02月28日 05:30
競馬
デビュー戦で非凡な切れ味を発揮しながら、前走・京都2歳Sが6着。大江助手は「ジョッキー(川田)が本馬場で返し馬に行った時に攻め馬とは違う感じというか、バランスの崩れを感じたみたいで、その予感が当たってしまってレースで動けなかった」と振り返る。その点を踏まえ、調整を進めた。1週前追いはCWコース6F81秒6~1F11秒4。3頭併せの真ん中から抜け出し、躍動感のある動きを見せた。「子供っぽい面が残っていて、ガラッと変わった感じはしませんが、順調に来ていますよ。最終追い切りはジョッキーに乗ってもらう予定」と話すように臨戦態勢は整いつつある。
初の中山、長距離輸送については「若い馬なので環境の変化でうるさくなったり、キョロキョロする面があります。広いコースの方がいいとも思います。ただ、レースでは集中するタイプだし、大丈夫だと思います」との見立て。クリアすべき課題は多いが、陣営が手応えをつかんでいるのは事実。「僕らはこの馬の能力を信頼していますし、少しずつ走りがしっかりしてきたので」。名門厩舎ゆかりの良血が今週もクラシックの主役候補に名乗りを上げる。