【多摩川ボート・G1ウェイキーカップ開設68周年記念】毒島誠 無敵の運びで優勝

2023年03月11日 19:00

ボートレース

【多摩川ボート・G1ウェイキーカップ開設68周年記念】毒島誠 無敵の運びで優勝
優勝メダルを手に笑顔を見せる毒島 Photo By スポニチ
 <多摩川11日、12R優勝戦>
 1号艇の毒島誠(39=群馬)がトップスタートからインを押し切り圧勝。20年4月の66周年に続く当地2度目、通算15度目のG1制覇を達成。7月に児島で開催されるオーシャンC出場も安全圏に入れた。

 コンマ09のトップスタートを決めた毒島は完璧に舟を返し、一気に5艇を突き離した。超満員のスタンドから湧き上がる歓声とともに独走劇を演じ、ゴール後のバックストレッチで公式YouTubeのカメラに向かって右手を突き上げた。「前回(優勝した66周年記念)は無観客で練習みたいだった。今回は凄い人数の観客が見えて嬉しかった」。ファンの声援をたっぷりと3周回楽しんだ。

 「スタートは見えていた。今シリーズは調整に苦労したが、優勝戦は全部が仕上がっていた」。予選、準優とターンの威力一本でしのいだが、ここ一番は機力、スタート力、旋回力と全てを整え、SG7Vの実績を見せつけた。

 「グランプリシリーズでインから飛んでしまい、グレードレースを獲る自信をなくしていた。この優勝で気持ちが楽になれました」。次節は平和島クラシック、5月には芦屋のオールスターが待っている。20年のチャレンジカップからSG優勝が遠のいている毒島だが、最高のリズムで23年のSG戦線に乗り込む。

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