JRA 18日、19日は組合員抜きで開催 3労組交渉決裂…開催中止回避も業務ストライキ
2023年03月18日 05:30
競馬
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両日の競馬開催は、交渉途中で妥結した全馬労を除く3労組1342人が開催業務をスト。競走馬の装鞍やパドックでの誘導などの当日業務を調教師、定年引退した組合非加入者、補充員らが行うことになる。JRAの佐野健吉競走理事は「全場で開催することで調整しています。(調教師会と)調整をして開催していくという形になりました」と説明した。
春闘の焦点は11年にスタートした厩舎制度改革における新賃金体系。当時、中央競馬の売り上げ減を背景に若手を中心とした人件費の削減が行われたが、近年の売り上げ増加などを受け、4労組はかねて現行の賃金体系を廃止し、従前の体系に戻すことを訴えていた。
団体交渉は今後も継続するが、3労組のストライキがいつまで続くかは不透明。コロナ禍でも走り続けた競馬の中止という最悪のケースは回避されたが、来週の高松宮記念から始まる春のG1シーズンへ暗雲は立ちこめたままだ。