【桜花賞】キタウイング末脚さく裂!実績上位なのに人気にならず
2023年04月08日 05:25
競馬
イメージ的には昨年の桜花賞(前後半46秒8→46秒1)と同じ。馬群は固まったまま直線に入り、最後は窮屈なところを割って伸びた7番人気スターズオンアースが差し切った。流れが落ち着き、馬群が固まればいかにロスなく立ち回れるかが鍵になる。モズメイメイのつくり出すペースで浮上するのが同じチューリップ賞組の◎キタウイングだ。
えっ!?7着に負けてるって。そうなんです。ただ前走は力を出し切れなかった。中団の内で脚をため手応え良く直線に入ったが、他馬と接触する不利。普通ならそこで戦意を喪失するが、再加速して勝ち馬に0秒3差まで迫った。
2走前のフェアリーSは直線、最内を突いて鮮やかな差し切りV。コンビ継続の杉原は「ここ2走もかなり狭いところを抜けてきています。馬が近くにいてもひるまず、そこを割っていこうというところが強み」と長所を挙げる。
最大のライバルとなるリバティアイランドは内枠3番。同じ3番枠だった2走前のアルテミスSは直線で囲まれ、追い出しを待たされて2着に敗れた。同じようにマークが厳しくなれば直線でスムーズにさばけない可能性もある。
一方、キタウイングは昨年の勝ち馬スターズオンアースと同じ8番枠をゲット。内の有力馬を見ながら、ロスなく馬群をさばいて伸びれば勝機はある。重賞2勝の実績はメンバー唯一。杉原は「実績は上位なんですけど、いつも人気がないので人気馬を負かして、この馬が一番と思える競馬ができれば」と意気込む。ゴール前、ド根性娘の末脚がさく裂する。