ケンタッキーダービーを目指していた大井のマンダリンヒーローが現地時間4日、補欠2番手から繰り上がり、フルゲート20頭の出走枠に入った。前走・サンタアニタダービーでマンダリンヒーローに競り勝った10番プラクティカルムーブが熱発で出走取消となり、次いで19番ロードマイルズを手がけるジョセフJr師の管理馬が相次いで調教中の事故で死んだことからケンタッキー州競馬委員会が安全管理を問題視し、同厩舎の出走を無期限で停止。21番サイクロンミスチーフを合わせ、2頭のゲートインが確定した。
マンダリンヒーローは2日にチャーチルダウンズのダートコースで追い切って5F65秒60を計時。出走を信じ、乗り込みを進めてきた。堀田厩務員は「チャーチルダウンズに来てからも調子は良く、サンタアニタパークにいた時と特に変わったところはありません。最初は同じ厩舎に馬がいることで、そわそわしていたけど今はすっかり落ち着いています」と好感触。地方所属馬が遠征2戦目で歴史的Vを目指す。