【安田記念】ソングラインの勢いに逆らえない ベストの東京マイルでG1連勝&連覇へ
2023年05月29日 05:30
競馬
昨年2着馬シュネルマイスターも完全に復調してきた。前走・マイラーズCは“新装京都”で後方から一気差し。3歳秋の毎日王冠以来、約1年半ぶりの白星で健在をアピールした。こちらも東京マイルはNHKマイルCでG1初制覇を飾った思い出のコース。古馬マイル王の称号は目前だ。
ジャックドールは前走・大阪杯で念願のG1初V。名手・武豊を背に鮮やかな逃走劇だった。これまで全14戦が2000メートル戦。最大のポイントは初となるマイル制圧だろう。今の充実なら、それも突破できる底力は備わっている。
もちろん、白毛のアイドル馬ソダシもマイルGIには欠かせない存在。前走ヴィクトリアマイルは頭差惜敗だったが、改めて存在感を示した。これまでのG13勝は阪神JF、桜花賞、昨春のヴィクトリアマイルと全て芝マイル。4年連続、4度目のJRA・G1制覇の期待も高まる。
NHKマイルCを制した3歳馬シャンパンカラーの参戦も注目の的。11年リアルインパクト以来、12年ぶりの3歳制覇も夢ではない。京王杯SCで重賞初制覇を飾ったレッドモンレーヴ、昨秋マイルCS覇者セリフォスなど優勝候補は目白押し。目が離せない春の東京G1最終戦だ。
《戸崎「一段階上がった」》
G1昇格後では史上3頭目の安田記念連覇を狙うソングラインは、25日に戸崎が騎乗して1週前追い。Wコース併せ馬で5F68秒0~1F11秒2をマークして半馬身先着した。戸崎は「しっかりやるという指示で最後は気合をつける形。また一段階上がって、覇気もある。前走との間隔が詰まっているが、心配する必要はなかった」と好感触を得ている。