<立川F1・2日目S級準決>小川賢人(38=福岡・103期)が5月の大垣以来、8場所ぶりの決勝入りを決めた。レースは目標の取鳥雄吾が打鐘から風を切る絶好の展開。最終バックで車間を空けて援護し、最後は東口善朋にこそかわされたが2着を確保した。
小川は「取鳥君のおかげ。連日恵まれている。その中で自分も車間を空けたりできることはやれた。調子はかなりいいと思う」と笑顔。近況はやや調子を落としており、直近4カ月の競走得点は100点を割っている。「調子を崩していた時もずっと、コツコツと練習はやっていた。前回の名古屋で失敗したので、また練習したし、その成果か今回は焦っていない」と復調の要因を話した。
決勝は伊藤旭という絶好の目標をゲット。「1年くらい前は伊藤君を差したが、彼はそれから強くなっているので。でも、チャンスがあれば狙いたいですね」。努力が実を結び、S級初優勝も十分ある。