【福岡ボート SG第69回ボートレースメモリアル】桑原悠 いざSG初Vへ

2023年08月26日 19:08

ボートレース

【福岡ボート SG第69回ボートレースメモリアル】桑原悠 いざSG初Vへ
桑原悠 Photo By スポニチ
 21年10月の平和島ダービー以来のSG出場だった桑原悠(36=長崎)が準優11Rで会心の2コース差しを決めて今節初勝利。初出場だった19年戸田クラシック以来のSG優出を果たした。
 “残り物には福がある”ということわざがあるが、それを体現している。選考順位が最下位で、エンジンとボートは抽選で最後まで引かれなかったセット。地元の西山貴浩が『これを引いた選手が優勝』と言った大注目の61号機が最後まで残り、ボートも2連対率43%超えの良艇。桑原の言葉を借りれば「ガラガラを回さず」(実際は一応、回すだろう)お宝を手にした。

 パワー機を味方に「うねりが怖くて正直好きではない」と言う福岡水面でも躍動。未勝利ながら予選を5位で通過した。ただ予選最終走の4日目8Rは、1周バックで接触した同期の山田康二が不完走失格。「半分くらいは(不良航法で)減点かなと思った」と予選落ちも覚悟したが、審判の判定は“セーフ”。

 「走ったレースで思ったほどうねりがないのも含めて全てにおいて流れは来ていると思う」

 エンジン抽選、審判の裁定、水面。あらゆる要素で追い風が吹き、きっちりと結果を残した。

 「(準優の1周1マークは)100点満点。全部のバランスが取れて凄い足だった。しっかりと合わせれば、凄い仕上がりになるんだな、と。エンジンのポテンシャルを感じました」

 さあ2度目のSGファイナルだ。「去年はF2もしたし、大村であった大きい大会(クラシック、グランプリ)にも出られなかった。(遠藤エミら)同期の活躍もいい刺激になった」

 悔しさを力に変えて最高の舞台に帰ってきた。今年のSG戦線はクラシックの土屋智則に始まり、グランドチャンピオンが磯部誠、オーシャンCが羽野直也と初チャンプが次々と誕生している。“持ってる”桑原がVも持っていくか。

おすすめテーマ

2023年08月26日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム