【新潟記念】サリエラ負けられない一戦!重賞初制覇へルメールがエスコート
2023年08月30日 05:30
競馬
ここまでわずか5戦。体質の問題もあるだろうが、あえて数を使わず成長を促してきた。それは厩舎の代表馬アーモンドアイと同じ。2歳夏から5歳秋まで走ったが15戦と少なかった。「アーモンドアイを除けば、サリエラは今まで管理した馬の中でも素質はかなり上だからね。そういう牝馬は追い込まないように調整していくことが大事だよ」と国枝師はその意図を説明。「まだ力強さが欲しいところはあるけど牝馬だしね。間を空けて使ってきたから、まだまだ伸びる余地がある。来年は凱旋門賞とまでは言わないけど大きな舞台を走ってほしい馬だから、ここは勝ってもらわないと」。名牝流育成でメキメキ力をつけている。
鞍上のルメールは過去3年、新潟芝2000メートルは【4・1・0・3】の勝率50%、単勝回収率170%と目を見張る成績。国枝師とのタッグも好成績で、芝に限れば勝率31.5%、連対率51.7%、複勝率62.4%。堅実に結果を残している。2走前・白富士Sを勝利した際には「重賞もノープロブレム(問題ない)だよ」と能力を絶賛していた。ここまで5戦中4戦で上がり3F最速の脚を使い、非凡な素質を見せてきたサリエラ。仏の名手がエスコートし、初タイトルをもたらす。