【ヤングダービー】上條暢嵩 2度目のG1Vもやっぱり下関「経験で勝てました」

2023年09月25日 04:59

ボートレース

【ヤングダービー】上條暢嵩 2度目のG1Vもやっぱり下関「経験で勝てました」
<第10回ヤングダービー>優勝した上條暢嵩は山之内すずから花束をもらう(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 ボートレース下関のプレミアムG1「第10回ヤングダービー」は24日、第12Rで優勝戦が争われ、2号艇の上條暢嵩(29=大阪)がこん身の捲りを決めて快勝した。G1は7回目の優出で2回目のVでともに下関。水面との相性の良さを最後も見せつけ、SGクラシック(来年3月15~20日、戸田)の出場権利も手にした。2着に関浩哉、3着は入海馨が入った。
 19年4月のダイヤモンドカップで強烈な3カド捲りを決めてから約4年半。今度は2コースからジカ捲りと、またも会心の走りで締めた。進入は展示と同様に枠なりの3対3。コンマ18の全速スタートを決めると、一気にインの入海をのみ込んだ。「素直にうれしい。スタートは入っていると思っていました。入海君が早く起こしたのが見えたので、それで放ってくれたのが良かったですね。エンジンの仕上がりは万全。これ以上ないです」といつもの笑顔を見せた。

 優勝戦にはピストンリングを1本交換して臨んだのも功を奏した。「ペラはそのまま。満足の仕上がりです。今節はいい時と悪い時があったけど、優勝戦はこれで良かったと思う。行き足でハナを切ったら捲りに行く気でいました。ヤングダービー自体、大阪の優勝がなかったので獲れて良かった。まだ凄い後輩がたくさんいるので、また大阪支部の誰かが獲ると思います」。ヤングダービーのラストイヤーで大きな仕事をこなし、後輩にバトンをつないだ。

 「下関は相性が凄くいいですね。行く前からやれる気がしていました。自分が一番冷静だったと思う。経験で勝てました。自分が一番いつも通り走れたかなと思います。リングはずっと換えたかったけど、一発やるならここでと思った。(20年第7回びわこ大会の)磯部さんが2コースから勝った時が凄く印象に残っていて、自分もラストイヤーで勝てるんじゃないかって思っていました。根拠のない自信ですけど、その通りになってくれました」。これまでの実績が大きくものをいう結果になった。この後は戸田、福岡G1を走り、F休みに入る。戦線に復帰し、年末へ向けての熱い走りが早くも楽しみになってきた。

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