板橋侑我(27=静岡)が、前半7Rの不良航法による10点減点を乗り越えて優出を果たした。優出へは発走時点では1着条件だった後半11R。インからコンマ10としっかりスタートを決めて、後続を振り切った。足は悪くないものの「ターン回りと舟の向きがいい。でも、みんなスタートが早いし、このメンバーだと展開が来なさそう。(差して)引き波を2本、越えるとなると厳しいか」と思案顔。「ここが今期最後なので、自分のいつも(求めるもの)とは違う感じだけど伸びの調整を試してみようかなと思う」と“一撃必殺”の構えも見せた。
前節の芦屋で浜名湖周年以来、1年11カ月ぶりに優勝。「長かったです」と、若きG1タイトルホルダーはしみじみと喜びをかみしめた。自身のリズムはいい。優勝こそないものの、当地は2優出。「江戸川はドル箱だと思っている。江戸川の神様に自分は愛されてると思う」と自信を持って優勝を狙いに行く。