18年目の年男・藤岡康太 23年はキャリアハイの63勝 今年は「飛躍の年にしたい」

2024年01月03日 05:29

競馬

18年目の年男・藤岡康太 23年はキャリアハイの63勝 今年は「飛躍の年にしたい」
年明けから精力的に稽古をつける藤岡康 Photo By スポニチ
 新年は辰年生まれのジョッキーに注目だ。1988年生まれの藤岡康太(35)は昨年、キャリアハイとなる63勝。マイルCS(ナミュール)で14年ぶりのG1勝利もマークした23年以上の活躍を誓った。
 新春の太陽にさわやかな笑顔が映えた。年男の藤岡康は昨年、マイルCSのナミュールで約14年ぶりG1V。当日の代打騎乗で決めた。JRA年間63勝でリーディング13位。勝ち星は最多だった16年の62勝を上回った。「G1を勝てましたし、キャリアハイの数字を出すこともできた。ここ何年かの中ではいい年でしたね」と振り返った。

 シンザン記念はケーブパールとコンビを組む。この日もコンタクトを取った。「テンションが課題ですけど厩舎も調整をしてくれていますし、今朝も僕が乗りました。落ち着きが出ていますし、高いポテンシャルを秘めていますね」と楽しみを乗せた。3代母にG12勝ノースフライトを持つ素質馬。1勝馬ぞろいで抽選対象ながら、ゲートインがかなえば注目の存在だ。

 デビューから2走とも手綱を取り、ともに末脚を引き出している。切れ味は大きな武器。年頭に重賞勝ち。期待が膨らむ。「飛躍の年にしたいですし、ファンの皆さんに喜んでもらえるような競馬をしたい。いい年にできるように年明けから頑張っていきます」と充実の表情。新年から突っ走る。

 ◇藤岡 康太(ふじおか・こうた)1988年(昭63)12月19日生まれ、滋賀県出身の35歳。父が調教師の健一師、兄・佑介がジョッキーという競馬一家。07年、栗東・宮厩舎所属で騎手デビュー。ジョーカプチーノに騎乗し、09年ファルコンSで重賞初制覇、NHKマイルCでG1初制覇。JRA通算1万548戦775勝、うち重賞22勝。1メートル69、50キロ。血液型AB。 

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