【フェブラリーS】ウィルソンテソーロ 初戴冠の大チャンス 小手川師「目つきが変わってきた」
2024年02月12日 05:30
競馬
8日の1週前追いでは、Wコース併せ馬で軽快な走りを披露。馬なりでの軽め調整で5F73秒7~1F12秒6と時計こそ目立たなかったが、終始余裕ある手応えで併入と好仕上がりをアピール。小手川師は「実戦を想定した併せ馬。自分のやるべきことが分かっている馬で、“そろそろだな”と目つきが変わってきた。ダート馬らしい筋肉もついてきた」と目を細めた。心身ともに順調な様子だ。
チャンピオンズC、東京大賞典でいずれも3着だったのがドゥラエレーデ。両レースともウィルソンテソーロとは首差の接戦だっただけに、互角の評価が必要だ。こちらは坂路を馬なりで4F55秒1~1F12秒0としまいを伸ばした。池添師は「しっかり我慢を利かせた。間隔を空けてリフレッシュ。そこまで前に行く馬もいないので競馬はしやすいと思う」と展開の利を見込んでいた。
他では昨年のJBCクラシック覇者キングズソード、昨年2着のレッドルゼルも怖い存在。芝の重賞ウイナーであるシャンパンカラーや、ガイアフォースのダート初挑戦組にも注目だ。
≪舞台替わり歓迎 ワンターン合う≫チャンピオンズC、東京大賞典で連続2着のウィルソンテソーロ。22年11月(1着)以来、久々の東京ダートマイル戦になるが「実はワンターン競馬は合うと思っている。高速決着はこの馬向き」と小手川師は舞台替わりをプラスに捉える。今回は松山と初タッグ。「騎乗が決まったときに電話がかかってきて少し話した。誰が乗っても乗りやすい馬。実力を発揮できると思う」と乗り替わりも不安視しなかった。