【児島ボート G1児島キングカップ優勝戦】菊地孝平が会心捲りで大会3V「児島とは相思相愛」

2024年04月09日 18:48

ボートレース

【児島ボート G1児島キングカップ優勝戦】菊地孝平が会心捲りで大会3V「児島とは相思相愛」
昨年11月の徳山70周年記念以来となるG1・16勝目を挙げた菊地孝平 Photo By スポニチ
 児島ボート開設72周年記念G1「児島キングカップ」優勝戦が行われた。
 ホーム追い風8メートルの強風が吹く中、全艇がゼロ台の好スタート。菊地孝平(45=静岡)が3コースから会心の捲りで58、68周年に続く大会3Vを飾り、賞金1200万円ほかを獲得した。

 2着は最内を差した宮地元輝、3着は羽野直也。節間売り上げは72億6273万3900円。準優12Rのフライング返還がありながら目標の67億円を大幅に上回った。

 自称「児島を愛し、児島に愛された男」。菊地に三たび、児島の女神がほほ笑んだ。

 「足が戻ってきて、強い追い風も吹いていた。獲る!という強い気持ちで臨んだ。ベタ水面なら8割方、大池君の優勝だったと思う。飛ばされたら仕方がない、捲りしかないと信じて勝負に行った」

 枠なり3対3の進入から全艇がゼロ台のスリット。3コースからドンピシャのタイミングで握った菊地の捲りが決まり、最内を差した宮地の差しも寄せつけなかった。

 「“ずっと大好き児島ボート”というキャッチフレーズの年に記念を獲った。それ以降、ピンチの時でも児島を走ると、いつも運が向いてくる。相思相愛の関係だと思う」

 今回のVで賞金ランクは2位まで浮上。9年連続のグランプリ出場へ、順調に歩んでいる。次節は“新入生”として臨む鳴門マスターズチャンピオンだ。

 「まだ精神的に青臭い部分もあるけど、自分はチャレンジャーとして臨む方が好きなので頑張ります」

 次節はピカピカの1年生としてG1連続Vを狙う。

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