【オークス】鈴木康弘氏 チェルヴィニア距離延長で本領「母チェッキーノとは対照的な落ち着き」
2024年05月20日 04:27
競馬
「叩き良化」といいますが、休養明けの桜花賞を使われた上積みも大きかった。疲れがたまりづらい柔らかい筋肉を備えた中距離体形。8年前のオークスで首差2着に惜敗した母チェッキーノ(戸崎騎乗)は併せ馬の調教を避けていたほど前向きな気性だったそうです。父ハービンジャーの影響か、チェルヴィニアは母と対照的に落ち着きがあって折り合いもつけやすい。距離延長で本領を発揮しました。キャリア5戦目。顔つきにまだ幼さが残り、筋肉にも鍛える余地がある。伸びしろは満点です。
春の牝馬2冠を分け合って対戦成績も1勝1敗としたチェルヴィニアとステレンボッシュ。3度目の対決を同じ立場で迎える秋が今から待ち遠しい。(NHK解説者)