【大村ボート SG第29回オーシャンカップ】茅原悠紀 2M大逆転で9年7カ月ぶりSG2勝目
2024年07月29日 04:30
ボートレース
「めっちゃうれしいです。チルト1度は当日に決めました。試運転で出足も伸びもあったので。今までチルト1度はやったことなかったし、1着を取るなら1度だと思ってやりました」
イチかバチが見事にはまり、最高の結果を手にした。抜きでの優勝となったが「決まり手は“椎名君”ですね」と笑いを誘った。
昨年はSGで6度の優出をしたが、今年は3つのSGで全て予選敗退。前検日の共同インタビューでは「こういう時もあるだろうな」と焦る様子は一切見せていなかった。今までやってきたことを信じるだけだった。直前の津甲子園でも予選1着0本と無念の結果。「津もダメなりに頑張りましたし、それが生きていた」と、努力を惜しむことはなかった。
これで優勝賞金3600万円を加算して賞金ランキングは3位まで浮上。2年連続のグランプリ出場が現実味を帯びてきた。「下半期でどこまでやれるかですね。実験です」。最後も茅原らしい言葉を残し、ウイニングランへと向かった。
◇茅原 悠紀(かやはら・ゆうき)1987年(昭62)7月11日生まれ、岡山県出身の37歳。岡山支部99期生として2006年11月の児島でデビュー。同節の6走目で初1着。09年12月の宮島で初優勝。14年12月の平和島グランプリ制覇。通算56V(SG2回、G1は11回)。主な同期は下出卓矢、坂元浩仁ら。1メートル71。血液型A。