【気になるボートレーサー「ピットUP」】長谷川暖 非凡なレースセンスで待望のデビュー初勝利
2024年08月10日 04:30
ボートレース
![【気になるボートレーサー「ピットUP」】長谷川暖 非凡なレースセンスで待望のデビュー初勝利](/gamble/news/2024/08/09/jpeg/20240809s10053000293000p_view.webp)
「1マークは気持ち良く捲れました。(2周1マークは)いつもならブン回して弾かれていたけど、冷静に差せて良かったです。スタートも全速で行けました」
デビュー節の最終日(5月16日三国)のラスト走で、捲り差しで初1着を挙げた萩原丈太朗に続く、134期では2番目となる待望の白星ゲットとなった。
8R発売中に大時計前で行われた水神祭では、公私ともに慕う兄貴分の梅原祥平とともに水面へドボン!!「お客さんが多くてびっくりしたけど、ウメさん(梅原)や岡山の先輩方々にいいようにしてもらって、うれしかったですね」と喜びを爆発させた。
梅原とは同じ鳥取県米子市出身。梅原の弟と長谷川の兄が中学時代の同級生という縁もあった。初勝利を現場で見た梅原は「落ちついてレースしていましたよね」と話していたが、道中で競り合った中里も「一瞬、行けるかなと思ったけど、彼は冷静だったよね。上手だったよ」と長谷川のレースセンスを褒めていた。
米子北高校時代はサッカー部でサイドバックとして活躍。中国高等学校サッカー選手権優勝の実績も残している。
「体格のこともあってサッカーでプロになるのは難しかったし、父親のすすめもあってボートレーサーでプロになることを目指しました」
養成所は134期№1の勝率7.04で卒業した。8日現在、今期勝率は2・65と134期の中ではトップを行く。ここまで養成所での実績通りだ。「半期でB1に昇級して賞典レースにも乗りたい。大きな舞台で活躍できる選手になりたいですね」。この先の目標も明確。今後の走りに注目だ。
◇長谷川 暖(はせがわ・ひなた)2005年(平17)1月12日生まれの19歳。鳥取県出身。岡山支部所属の134期生として今年5月29日、児島でデビュー。同期には萩原丈太朗、小林甘寧ら。1メートル61。血液型A。