ロシア陸上選手団、リオ五輪出場停止へ 潔白選手には救済も
2016年06月18日 05:30
五輪
ロシア陸連は、昨年11月に世界反ドーピング機関(WADA)第三者委員会の報告書で組織的なドーピングを認定され、今年1月に会長以下の人事を刷新。同国スポーツ省も再発防止へ反ドーピング教育に着手していた。一方で14年ソチ五輪の不正疑惑が新たに浮上するなど、WADAが15日に公表した報告書でも深刻な検査妨害や隠蔽(いんぺい)が指摘されていた。
タス通信によると、陸上女子棒高跳びの世界記録保持者、イシンバエワは17日、国際陸連がロシア陸連の資格停止処分継続を決めたことに対し、人権侵害として提訴する意向を示した。また、プーチン大統領は「責任は(禁止薬物を使った)個人にある」とし、集団処罰をすべきではないと主張した。