フェルプス 米国男子初、5度目の五輪切符 婚約者、長男見守った
2016年06月30日 16:57
五輪
「ここにいたるまでの出来事はどんなレースよりもつらかった。でも代表になりたかったし、そのためにどんなことでもやってきた」と00年のシドニー五輪以来、5大会連続で代表となったフェルプスは笑顔。31歳となる30日には200メートル個人メドレーで再び代表の座を狙うが、まずは幸先のいいスタートとなった。
ただしこの日の優勝タイムは4月の日本選手権を制した瀬戸大也(21)の1分54秒14を下回っており、圧倒的な強さを誇示してきた過去の五輪とは少し違った状況になっている。
女子200メートル自由形決勝ではケイティー・レデッキー(19)が1分54秒88で1位。15年の世界選手権(ロシア・カザン)で200メートルから1500メートルまでの自由形4種目を制した同選手は、400メートル自由形を含め2種目で代表となった。2位はミッシー・フランクリン(21)で1分56秒18。フランクリンはロンドン五輪で優勝した100メートル背泳ぎ決勝(28日)では7位に終わっていたが、この日は後半粘って代表に滑り込んだ。
男子200メートル平泳ぎの準決勝では1メートル96、91キロの大型スイマー、ケビン・コルデス(22)が、日本の山口観弘(21)の持つ世界記録(2分7秒01)にあと0秒80と迫る2分7秒81をマークして30日の決勝に進出。この記録は大会新記録となった。