なでしこL初昇格の仙台、初陣1勝!鮫島が決勝弾起点に

2013年03月25日 06:00

サッカー

なでしこリーグ第1節 仙台1-0岡山湯郷
(3月24日 美作)
 なでしこリーグ第1節は2試合が行われ、東京電力福島第1原発事故の影響で活動を休止した東京電力マリーゼが母体で初昇格の仙台が、昨季3位の岡山湯郷を1―0で破り、なでしこリーグ初勝利を挙げた。前半22分、MF鮫島彩(25)が起点となり、MF嘉数飛鳥(かかずあすか、24)が決勝ゴールを決めた。新潟は伊賀と0―0で引き分けた。

 記念すべき仙台初勝利を呼び込む一撃はMF鮫島から生まれた。前半22分、左サイドを駆け上がる鮫島がFW伊藤へパス。伊藤がクロスを上げてMF嘉数が右足でネットを揺らした。

 「押された時間帯もあったけれど、相手のサイドバックが積極的に上がっていたから(DFラインの)裏を突けた」。なでしこジャパンでの定位置である左サイドバックではなく、左サイドハーフから敵の隙を突いた鮫島は、してやったりという表情で振り返った。

 昨年、休部した東京電力から移管する形で誕生した仙台にとっては今年がなでしこリーグ初年度。試合前は控室で「いろんな人の思いがあってサッカーができる。その思いを忘れないでプレーしよう」とDF下小鶴(しもこづる)主将を中心に鼓舞しあって出陣。主導権は岡山湯郷に握られたが、ハートで立ち向かっての1勝。「結果を残せて良かった」。鮫島の笑顔が輝く船出となった。

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